中国人との結婚手続き【徹底解説】

更新:2020年10月20日

行政書士 佐久間毅

中国人との結婚手続きについて解説する行政書士

■ひとこと解説

>> 日本先行で中国人と結婚をする場合は、市区町村役場に結婚届を提出します。

>> 中国先行で中国人と結婚する場合は、結婚登記所という結婚するための役所にカップル二人して出向きます。

>> 日本先行で結婚をした場合には、中国側でも結婚は成立しますが、「結婚証(赤い手帳)」は取得できません。

■くわしく解説

■1 中国と日本、どちらの国の結婚手続きを先に行なえば良いの?

国際結婚は、必ず結婚当事者双方の母国で成立させなければなりません。ただし、後述するように日本先行で結婚をした場合には、その結婚が中国においても有効な結婚と認められ、別途の手続きをする余地がありません(そのことはメリットでもありデメリットでもあります。)。

 

中国人と日本人とが結婚をする場合、どちらの国の結婚手続きを先に初めても「制度上は」問題ありませんが、実際にどちらを先にするのかは、個々のカップルの個別の事情によります。

 

主に下記の状況を総合的に判断して、中国と日本のどちらの国の結婚手続きを先行させるのかを決めます。

 

事情a  今、結婚する二人が中国と日本のどちらの国にいるのか?

事情b  結婚後に、結婚生活を送るのはどちらの国か?

事情c  すでに夫婦双方のご家族・親族に対面で挨拶を済ませているか?

 

aについて、ご夫婦ともに日本にいらっしゃるのであれば日本先行、ご夫婦ともに中国にいらっしゃるのであれば中国先行をチョイスする可能性が高まります。

日本と中国にバラバラに居住している場合にはどちらを先行させるか迷われるでしょうが、今現在、どちらかの国で同居しているのであれば、その国で結婚するのが手続き的には便利です。

 

bについて、結婚生活を送るのが中国であれば、中国側の結婚を証明する赤い手帳「結婚証」を取得できる中国先行をチョイスする可能性が高まります。

結婚生活を送るのが中国であるのに、日本先行で結婚をすると中国側の結婚証明書「結婚証」が制度上取得できないので、中国での生活に多少の不便が生じるでしょう。

 

cについて、どちらか一方の国のご両親にしか対面で挨拶していないのであれば、していない方の国に出かけて挨拶をしたうえでその国で先に結婚をするチョイスをする可能性が高まります。

制度上、両親への挨拶は結婚成立の条件ではありませんが、日本人同士の結婚で想起していただければわかりますように、国際結婚でも両親に電話でだけ結婚の報告を済ませて、結婚前にご両親に挨拶に行かないことは非常にまれです。

そこで、まだ一方のご家族にしか会っていないときは、他方の会っていないご家族が住む国で結婚手続きを行なうことにして、結婚前にご両親に挨拶をするカップルが多いです。

すでに両家への対面を済ませていらっしゃる場合には、結婚手続きでどちらを先行させるかの決定には影響を与えないことが多いです。

 

実際にはa、b、cを総合的に考えて、さらには現に保有しているビザの有効期限やその後の配偶者ビザの取得をも考慮して、どちらを先行するのか決定します。

弊社ではこのフェーズより、ご希望者に有料相談をご提供しております。

 

なお、中国人とご結婚された日本人のかたが自分でお相手の配偶者ビザを申請され、不許可になってみんビザ™にもちこまれることが多いケースが、年齢差が大きい、交際期間が短い、収入面(継続性・安定性・額)に問題があるケースです。問題となりそうな人はご結婚前にきちんと解決しましょう(まだご結婚前であれば、交際期間などについて再考できるはずです。)。

 

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配偶者ビザと年齢差

配偶者ビザと収入

配偶者ビザの条件

 

▼記事は下につづきます▼

 

■2020年(令和2年)に許可された中国人のお客様の配偶者ビザ

 

コロナ禍にあっても、中国のお客様をはじめ、配偶者ビザがぞくぞくと許可されています!

 

アルファサポート行政書士事務所は、在日中国大使館と同じ六本木にあることもあり、中国人のお客様の配偶者ビザ取得を日本有数レベルでお手伝いしています。

あんしんしてご相談・ご依頼ください。

 

中国人との結婚手続き
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【2020年】

会社経営者である日本人のご主人様から、中国にいらっしゃる奥様の呼び寄せのご依頼を受けました。

会社経営者でいらっしゃることから収入面での心配はありませんでしたが、中国人の奥様に離婚歴があり、対面での交際日数が多いとは言えないことから結果が心配される案件でした。

東京のアルファサポート行政書士事務所のノウハウを駆使して、無事に許可されました!

 

【お客様のコメント】

この度は、本当にありがとうございました。更新もよろしくお願いします。

 


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【2020年】

留学ビザから配偶者ビザへの在留資格変更許可申請のご依頼を、中国人のご主人様から頂戴しました。

ご夫婦ともにお若いこともあり、配偶者ビザの収入要件をクリアしていることの立証に力点を置き、東京のアルファサポート行政書士事務所のノウハウを駆使して無事に許可されました。

おめでとうございます!

 


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【2020年】

会社員である日本人のご主人から、かつて技能実習生であった中国人の奥様の配偶者ビザのご依頼をいただきました。

静岡県にお住まいですが新幹線で東京・六本木のアルファサポート行政書士事務所までご相談にお越しになり、ご依頼いただきました。

東京のアルファサポート行政書士事務所は、日本全国からご相談者がお見えになる数少ない配偶者ビザのエキスパートです。

入国管理局からの配偶者ビザの許可を無事に得た後、新型コロナウイルスの水際対策でなかなか日本に入国することができませんでしたが、2020年の秋に来日が決定しました。

本当におめでとうございます!

 


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【2020年】

就労ビザから配偶者ビザへの在留資格変更許可申請のご依頼を、中国人の奥様から頂戴しました。

コロナ禍が申請時期を直撃してしまい、職業との関係で配偶者ビザ申請において不利な要素が増えてしまいましたが、東京のアルファサポート行政書士事務所のノウハウを駆使して無事に許可されました。

おめでとうございます!

 


■2 日本で先に、中国人と結婚する方法

日本先行で、中国人との結婚手続き

 

日本先行で手続きして成立した日本側の結婚は、そのまま中国での有効な婚姻と認められます。このことは、日本政府の照会に対して中国が政府として正式に回答をした内容ですので心配をしなくて大丈夫です。

ただし中国側での結婚がいわば「自動的に」成立してしまうがために、中国政府発行の結婚証明書(赤い「結婚証」という手帳)を今後、取得することができないというデメリットがあります。

 

また、中国の公安が担当している「居民戸口簿」の婚姻の欄を、既婚に変更する必要があります。この「居民戸口簿」の手続きは婚姻手続きそのものではありませんが、「未婚」のままになっていると配偶者ビザの申請における形勢不利につながることがありますので、きちんと完了をさせてから申請をするか、事前にみんビザがお勧めする経験豊富な行政書士に相談しましょう。

 

なお日本先行で中国人と日本人とが結婚をする場合、かならずしも中国人が来日する必要はありませんが、その場合は下記とは違う書類を準備することとなります。

日本人だけでも結婚届を提出することができるという点で、絶対に結婚当事者両名が役所(結婚登記所)に出向く必要がある中国とは異なります。

 

■ 2.1 日本で結婚を成立させる

中国人と日本先行で結婚をするときは、日本人同士の結婚と同じで、日本の市区町村役場に結婚届を提出して行ないます。

 

結婚手続きに必要な書類は、役所や担当者により幅がありますので、必ず事前に確認します。

 

■2.1.1 日本先行の結婚手続きで中国人が用意する必要書類

書類① 婚姻要件具備証明書・・・在日中国大使館・領事館で取得します。短期滞在者も必要書類を持参すれば取得可能です。

 

  〇よく一緒に読まれている記事

 

   ・婚姻要件具備証明書・・・日本先行で結婚をするときに「婚姻要件具備証明書」について詳しく解説しています。

 

書類② パスポート・・・国籍証明書として使用できます。

 

■2.1.2 日本先行の結婚手続きで日本人が用意する必要書類

書類① 婚姻届

 

  〇よく一緒に読まれている記事

 

   ・国際結婚 婚姻届・・・国際結婚の際の結婚届の書き方について解説しています。

 

書類② 戸籍謄本・・・本籍地以外に結婚届を提出する場合に必要です。

 

■2.2 中国の戸口簿の婚姻欄を既婚にする

中国の戸口簿は家族単位でなく、建物単位で誰が住んでいるのかを把握するためのもので、中国の公安が作成しています。

この戸口簿には各人の結婚欄がありますので、この欄を未婚から既婚に変更します。

しかし、中国国内において中国人同士の結婚も民政局の「結婚登記所」と呼ばれる役所で行なわれることからお分かりのように、

公安における手続きは結婚手続きではありません。「戸口簿」というネーミングが日本の「戸籍」と似ていますが、似て非なるものです。

しかしながら、中国政府の公的な書面で「未婚」表記が残っているのは良くないですし、あらぬ誤解を受けかねないので、必ず「既婚」に直しておきましょう。公安で手続きできます。

実際問題として、配偶者ビザ申請でも問題になることがあります。

 

■2.3 日本の配偶者ビザを申請する

結婚手続きが完了したら、日本の配偶者ビザ申請手続きに移行します。

中国人とご結婚された日本人のかたが自分でお相手の配偶者ビザを申請され、不許可になってみんビザ™にもちこまれることが多いケースが、年齢差が大きい、交際期間が短い、収入面(継続性・安定性・額)に問題があるケースです。問題となりそうな人はご結婚前にきちんと解決しましょう(まだご結婚前であれば、交際期間などについて再考できるはずです。)。

 

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■3 中国で先に、中国人と結婚する方法

日本先行で、中国人との結婚手続き

 

中国での結婚は、結婚登記所という結婚をするための役所に、必ず結婚当事者両名が出向いて結婚をすることになります。

 

中国人 結婚手続き
中国・民生局婚姻登記所の案内板

■3.1 中国で結婚を成立させる

中国は広大な国土ですので、地域の結婚登記所も様々です。1つの役所内で翻訳から健康診断から写真撮影までワンストップでできるところもあれば、翻訳事務所も健康診断も写真撮影も施設が併設されておらず、役所の外の指定された機関を使う地方もあります。

ご自身が行かれる結婚登記所で何をどこまでやれるのか、事前に把握しましょう。日程に余裕があればよいのですが、スケジュールがタイトなときに慌てます。

 

■3.1.1 中国先行の結婚手続きで中国人が用意する必要書類

書類① 戸口簿(現在の状况と一致している必要があります。)

書類② 居民身分証

 

■3.1.2 中国先行の結婚手続きで日本人が用意する必要書類

書類③ パスポート

書類④ 婚姻要件具備証明書・・・取得する方法は次のXとYの2パターンあります。

 

    Xの方法:日本国内の法務局で発行され、かつ日本国内の外務省で認証印を受け、さらに在日本中国大使館で認証を受ける

    Yの方法:在中国日本大使館・領事館から発行を受ける

 

    ※Xの方法、つまり日本で婚姻要件具備証明書を準備してから中国へ行こいうとすると、

     4つの役所(①市区町村役場→②法務局→③外務省→④在日中国大使館)を巡ることになりますので、

     中国にある日本大使館の利用(Y)も考えましょう。

     ちなみに、日本で準備した婚姻要件具備証明書は、日本で翻訳を準備することが通常はできません。

 

 〇よく一緒に読まれている記事

  ・婚姻要件具備証明書・・・海外先行の婚姻要件具備証明書について詳しく解説しています。

 

■3.1.3 夫婦双方で用意するもの

書類⑤ 写真 3枚(5cm X 3.5cm(大2寸)、無帽、正面)  ※夫婦で一緒に撮影したもの

 

■3.2 日本に結婚を報告し、戸籍謄本に載せる

中国側で結婚が成立しても、その事実を自分で報告しないと日本政府は感知しえません。戸籍謄本に婚姻した旨が載りませんと、配偶者ビザも取得できません。

 

日本政府への結婚が成立した旨の報告は、日本人同士の結婚と同じく、市区町村役場で行ないます。その際の婚姻届の書き方、必要書類については、くわしい記事をご用意していますのでこちらをご参照ください。

 

〇よく一緒に読まれている記事

 ・国際結婚 婚姻届・・・国際結婚の際の結婚届の書き方について解説しています。

 

■3.3 日本の配偶者ビザを申請する

両国での結婚手続きが完了したら、日本の配偶者ビザ申請手続きに移行します。

中国人とご結婚された日本人のかたが自分でお相手の配偶者ビザを申請され、不許可になってみんビザ™にもちこまれることが多いケースが、年齢差が大きい、交際期間が短い、収入面(継続性・安定性・額)に問題があるケースです。問題となりそうな人はご結婚前にきちんと解決しましょう(まだご結婚前であれば、交際期間などについて再考できるはずです。)。

 

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■この記事を書いた人

行政書士 佐久間毅(さくま・たけし)

東京都出身。慶應義塾志木高等学校慶應義塾大学法学部卒。高校在学中に米国コロラド州のイートンでホームステイ。大学在学中は、他大学である上智大学の国際法の権威、故・山本草二教授の授業に通い詰める。大学卒業後は民間の金融機関で8年間を過ごし、現在は東京・六本木でビザ専門のアルファサポート・行政書士事務所を開業。専門は入管法、国籍法。


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