ビザ免除とは? 【徹底解説】

■ひとこと解説

>> ビザ免除とは、ビザがない外国人は原則としては他国に入国できないが、短期の訪問に限ってビザが不要とされること。

>> 香港などのように、国(中国)全体ではビザを免除していないが、一部地域にかぎって免除されていることがある。

■詳しい解説


ビザは、外国人が他国に入国する場合は、原則としてすべての場合に必要となります。しかし自国と外国人の母国との結びつきの強さなどを考慮して、短期の自国訪問に限って、ビザがなくても入国を許可する場合があります。これがビザ免除です。

 

日本は、68の国・地域に対して、短期間にかぎって日本訪問をする場合のビザを免除しています(2020年2月現在)。基本的には90日のビザが与えられますが、タイやブルネイのように、15日間のビザのみがビザ免除の対象であることもありますので、ビザ免除の対象国・地域が、何日の免除を認められているのかもあわせて確認しましょう。

 

ビザを免除するかしないかはそれぞれの国がそれぞれに決めるので、例えば中国と日本の場合、日本人が中国を短期訪問する場合はビザが免除されますが、中国人が日本を訪問する場合は、たとえ短期であってもビザが必要です。

 

フィリピンやベトナムも同様で、日本人は短期であればベトナムやフィリピンをビザ無しで訪問できますが、ベトナム人やフィリピン人はたとえ1日であっても、ビザ無しでは日本に入国・滞在することができません。

 

このように非対称な取扱いになっていますので、日本が相手国をビザなしで訪問することができるからと言って、ご結婚相手の外国人もビザなしで日本を訪問することができるとは限らない点に注意しましょう。

 

■ビザ免除国・地域