すべての人に共通の配偶者ビザのリスク

~交際期間が短い~

更新日時:2020年6月21日

行政書士 佐久間毅 

■ひとこと解説

>>  交際期間が短いからといって致命傷ではないが、他の要因とあわせて、合わせ技一本で不許可になることが多い

>>  交際期間にかんする国の統計値と大きく乖離している場合は注意を要する

■詳しく解説

■国の統計調査(結婚に至るまでの交際期間)

国の調査によると、婚姻届を提出したカップルの平均交際期間はつぎのようになっています(「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」国立社会保障・人口問題研究所)。

この統計で、ご自身の結婚に至るまでの交際期間が、日本全体でみた場合に、どの程度レアなものかをまず把握しましょう。

 

・「恋愛結婚」に限定した平均交際期間:4.55年

・お見合い等を含むすべての結婚の平均交際期間:4.26年

 

配偶者ビザと平均交際期間
(出所)国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」

■配偶者ビザ申請において、交際期間がみじかいことはなぜ不利なのか?

簡単にまとめると、他の多くのカップルが結婚準備として2~3年をかけて行っていることを行っていないケースが多く、その分、結婚の信ぴょう性に疑義がもたれやすいから、と言えるでしょう。そして、その疑義を払しょくするだけの「証拠」が少ないこともネックになります。

 

民間をふくめた各種の調査をみても、「結婚準備」として多くのカップルは次のことをしています。

 

・結婚相手としてふさわしいかを見極める

・お互いの両親に紹介して(可能なら)納得をえる

・結婚生活に必要となる経済的な基盤を整える

 

交際期間がみじかい方は、その分、立証が困難になりますので、かならずプロに相談しましょう。>>こちら

 

■この記事を書いた人

行政書士 佐久間毅(さくま・たけし)

東京都出身。慶應義塾志木高等学校慶應義塾大学法学部卒。高校在学中に米国コロラド州のイートンでホームステイ。大学在学中は、他大学である上智大学の国際法の権威、故・山本草二教授の授業に通い詰める。大学卒業後は民間の金融機関で8年間を過ごし、現在は東京・六本木でビザ専門のアルファサポート・行政書士事務所を開業。専門は入管法、国籍法。